2010年08月27日
川俣晶の縁側ソフトウェア技術雑記 total 8398 count

.NET Frameworkでアセンブリをロードせず簡単にリソースにアクセスする方法のメモ

Written By: 川俣 晶連絡先

 以下は単なるメモ。

  • .NET Frameworkのリソースは、マニフェストリソースと呼ばれるもので、Win32のリソースとは違う
  • あるファイルをアセンブリに埋め込まれたリソースとして追加する方法は、主に2つある
  • 1つはリソースのファイルを追加して、そこからファイル型のリソースを追加する方法である
  • もう1つは、ファイルをプロジェクトに追加したあと、「ビルドアクション」を「埋め込まれたリソース」に変更する方法である
  • 両者は互換性がない別物である

アセンブリをロードせず簡単にリソースにアクセスする方法 §

 DLLのプロジェクトはClassLibrary1という名前で、sample.txtというファイルが登録済みであり、ビルドアクションを「埋め込まれたリソース」に変更済みとする。

using System;

using System.Reflection;

using System.IO;

class Program

{

    static void Main(string[] args)

    {

        const string path = @"リソースを持っているDLLのパス名";

        var assem = Assembly.ReflectionOnlyLoadFrom(path);

        using (var stream = assem.GetManifestResourceStream(@"ClassLibrary1.sample.txt"))

        {

            var reader = new StreamReader(stream);

            Console.WriteLine(reader.ReadToEnd());

        }

    }

}

sample.txt §

abc

def

実行結果 §

abc

def

感想 §

 リソースを使ったのが初めてというわけではありませんが、ロードせずに(ReflectionOnlyLoadFromは使っているが実行されることはない)という条件を付けると急に面倒くさくなる感じ。ネットを検索してもロードしている場合のサンプルばかり。